お盆はまごころの原点なり

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明日から15日までこの地域ではお盆です。ご存知の通り、ご先祖の御霊がこの時期だけ帰って来ると云われています。最明寺でも精霊檀を設け、お供物や花をささげて読経し、帰ってこられたご先祖を供養します。ご家族はお寺にお参りしてご先祖を迎え、住職はご自宅に伺って供養をします。この3日間、額に汗して歩いている、自転車やスクーターに乗っている、車の中でおにぎりを食べている、お坊さんをよく見かけるのはみなさんご承知の通りです。檀家さんはこの日のために、お墓を掃除してお花を供え、ご本尊に手を合わせて御霊を迎え、ご自宅では精霊棚を飾って御霊が休まれる場所を整えます。大変なようですが、ここに日本ならではの「おもてなし」「心遣い」「まごころ」「感謝」の姿勢が凝縮されているように思います。人との繋がりが希薄になったと云われて久しい現代、ともすると自宅で客人をもてなす、という機会は減ってきていることでしょう。そんな時代だからこそ、他でもない自分の先祖のために汗を流して掃除をし、感謝の気持ちをお供物に表すということは、以前よりも「功徳を積む」という意味において大切なのではないか、と思います。最明寺の墓地はほとんどのお墓がきれいに掃き清められてお花が飾られ、仏さまを迎える準備が整ったようです。皆さんの仏心に感謝、そのように育んでくださったご先祖の慈愛に感謝、私たちを導いてくださったご本尊に感謝です。

夫れ 仏法遥かに非ず 心中にして即ち近し

よきお寺とつながるサイト「まいてら」に住職が弘法大師のお言葉について取材を受けました。住職が実際に体験したお大師様のお言葉についてお話しさせていただきました。題字も書きました(汗)。修行やお寺での生活で初めて感じたことは偶然にも弘法大師の言葉がピッタリと当てはまることでした。あなたにも、私にも仏さまになっている瞬間があるというのです。出来ることならば、自分はもちろん、身近な人や、森羅万象に仏さまが宿っているその姿に気付くことができる自分でありたいものです。

夫れ仏法遥かに非ず 心中にして即ち近し ‐ 最明寺 住職 加藤宥教さん (神奈川県)

「まいてら」とは良きお寺とつながる安心を届けるため、一般社団法人お寺の未来様が作られたポータルサイトです。「安心お寺10ヶ条」を掲げ、独自の視点でお寺を紹介されています。最明寺もHPやパンフレットの作成、またご縁きっかけとなった「未来の住職塾」でお世話になったこともあり、紹介していただいています。
http://mytera.jp/

境内整備奉仕活動

境内整備の奉仕活動を総代さんをはじめとする檀家有志にて行いました。今回のメニューは境内地と民家の地境に生えた竹の伐採と草刈り、および駐車場脇の枯れた杉の木の伐採です。その手のプロとセミプロ?の集団はとても手際よく、仕事を進めてくださいました。枯れた杉の木は倒れると電線を切ってしまう恐れがあったので少し前から気になっていたのですが、おかげさまでその心配もなくなりました。竹切もみなさん鋸と鎌に慣れた方でしたので黙々と作業を進めて下さり、想定していたよりずっと早く終了しました。みんなで協力して、楽しみながら境内の景観を維持していく、そういった姿に一歩踏み出せたのではないかと思います。何しろ仏さまの目の前ですから。作業後のみなさんの笑顔と汗が美しい。ちょうどこの日に今年最初の蓮の花が咲いてくれました。総代さんのお声がけに応えてお集まりくださったみなさま、ありがとうございましたこれからも定期的にこういったお願いをすることもあるかと思いますが檀家の皆さまのご協力、ご参加をお願いいたします。いい汗かいて仏さまも喜んでご自身もきっと笑顔になれる、そんなオシゴトが待っています!

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今生の別れ。根性の別れ。

週末はとてもよいお天気で真夏のような暑さになりました。7月に入った途端のこの暑さは体に堪えたという方もいらっしゃったのではないでしょうか。当山でのこの時期の晴れの日といったら「草むしり」or「草刈り」です。細かい苔の中や中庭の草やらは女性陣の匠の技にお任せして、住職は草刈機2号(マサオくん)の担当です。プラグと欠けにくい刃に換装して絶好調のマサオくん。4月から6月まではひと月に1回で済みますが、7月からは2~3週間に1回ぐらい刈らないとどんどん草が茂ってきます。伸びてしまった草は草刈機に絡みついたり、地面の石やくぼみが見えなかったりして危険なのであまり伸びないうちに刈ったほうが楽なんですよね。草の生命力との根競べです。燃料切れになったのでちょっと座り込んで休憩していると「チチチチッ」と鳥の鳴き声がします。電線の上にツバメがひ~ふ~み~っと6羽止まっていてなにやら騒がしい。ちょっと小さいかな・・・どうやら今日が巣立ちの日だったようです。そういえばあの声は親がご飯を運んできたときに鳴く声と同じでした。どこか近くにあった巣から巣立ちして間もないのでしょう、飛ぶのもあまり上手ではないみたいで地面に降りてきたり、着地が下手で、はたから見ていても危なっかしい。この辺は最近猫が多いんだけどな、なんて心配になってきます。みんなで鳴いて親ツバメを呼んでいるのでしょうが、いくら鳴いても親ツバメはもう飛んできません。10分ぐらいはこの状態が続いたでしょうか。諦めたのか、はたまた意を決したのか、勇気を出して一羽が飛び立ちました、がまた戻ってくる。同じのがまた飛び立って、戻ってくる。そして遠くからトラックのクラクションが響いた瞬間でした。全員が飛び立ち、2度と電線には帰ってきませんでした。

彼ら兄弟、親子にとってはおそらく今日が今生の別れ。来年すべての雛が戻ってくるとは限りません。たった20日間の家族の生活、親から餌を運んでもらえる生活を終えたら、いきなり自分で餌を採り、身を守り、渡りを覚えて文句も言わず飛んでいく、なんて逞しい、なんて厳しい世界でがんばっているんだろう、と24年も親のすねかじりして生きてきた自分をちょっと反省しました。来年大きくなって戻ってきたツバメを見れたらいいな。しかしどうして誰も教えもしないのに渡りが分かるのか、巣の作り方が分かるのか本当に不思議です。

草刈り終わってない・・・。

おてらおやつクラブ

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先日、今月分の「おてらおやつクラブ」発送を行いました。(写真は5月の発送時)

寺報「蓮台」や檀徒総会でもお話しさせていただいたこの活動は、ひとり親家庭の子供たちにお寺の御供物などを支援団体(NPOなど)の後方支援として「おすそわけ」する慈善活動でございます。最明寺では昨年の2月からお手伝いさせていただいております。新聞やTVなどの効果もあり、参加寺院が増加していて、全国で374ヶ寺、3000人以上の子供たちに定期的におやつが届けられています。子供貧困とは無縁のように思えるこの国で、おやつや支援を待っている子供が確実にいるという現実を改善する一助となれば、と思います。

最明寺でも檀家さんが発送のお手伝いに来てくださったり、物資のご支援を申し出て下さる方が少しずつ増えています。来月は21日(弘法さんの日)に発送を行いますので、ちょっとお寺に涼みがてら、仏さまと子供たちをつなぐこの活動にご参加いただければ、と思います。

おてらおやつクラブについて詳しくはこちらをご覧ください。 http://otera-oyatsu.club/

紫陽花

境内の紫陽花が見頃です。写真は階段脇のブルーの花。ひとことで紫陽花といっても花の色、大きさ、たくさんの種類があるようで当山の紫陽花も赤、白、青、紫など様々です。花が終わると来年の花芽が下にできているので花をたくさん咲かせて楽しむためには剪定が欠かせません。梅雨の間は花が少ないのですが、雨の中映える淡い色の花がきれいですね。明日は夏至。ずいぶん日が長くなりました。夏本番はすぐそこのようです。

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宗祖弘法大師誕生会

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昨日、真言宗教津会の「宗祖弘法大師誕生会」(たんじょうえ)が下大井の保安寺で開催されました。この法要は宝亀5年(774年)6月15日にお生まれになった真言宗の宗祖弘法大師空海の誕生を祝い、私たち自身がお大師さまの教えに感謝する法要です。法要では祭文(さいもん)というお大師さまの功績を称える経文を声高らかにお唱えし、甘茶を注いで手を合わせます。弘法大師は遣唐使として唐に渡り、恵果阿闍梨から真言の神髄を伝授されました。数多の弟子の中からただひとり、真言のすべてを授かった空海は日本に戻って真言宗を開かれました。それから1200年以上たった今も、空海が嵯峨天皇から下賜された本山の東寺(教王護国寺)は伽藍を保ち、講堂の立体曼荼羅は私たちに空海の教えを語りかけ続けています。数あるお大師さまの教えの中で、拙僧のような者でも素晴らしいな、と思う言葉があります。「即身成仏」という言葉、お聞きになったことがある方も多いことでしょう。あなた自身がありのままのその姿で仏さまになれるというのです。私たちにはいろいろな側面があります。喜怒哀楽、感情と共に心は揺れ動き、月のように満ちたり欠けたりするものです。しかしながら、仕事に真剣に取り組んで何かを生み出しているとき、子や孫、あるいは動物や花を慈しみ、その美しさを感じている刹那に、自分でも気づかないうちに仏さまのようになっている、そんな時があるのではないでしょうか。その瞬間を感じて、また、感じることができるようになるように、精一杯生きてみなさい。お大師さまはそうおっしゃっているような気がするのであります。

梅雨近し

Facebookにも投稿しましたようにホタルが舞い始めました。数は少ないですが毎年柔らかい明かりが林の奥や紫陽花の葉から見えて梅雨が近づいているのを感じます。いつも追いかけようとせずともホタルのほうから飛んできてくれるのがとても不思議です。誰かが逢いに来てくれているのでしょうか。清い水がないと育たないというホタル。いつまでも仏さまのまなざしのような優しい光で境内を照らしていてほしいものです。

 

最明寺のホームページが完成しました

ついに最明寺のホームページが完成しました。寺報や檀徒総会でお話しさせていただきましたように「活性化」「時代にあった供養」「情報発信」を礎に「こころが豊かになるお寺」を目指して精進してまいります。お寺からのお知らせやトピックを随時更新して参りますのでお気軽にご覧ください。