伊豆まで法話に

昨日、住職塾の先輩、渡邊元浄師が住職を務められている伊豆の国市正蓮寺様に伺いました。遡ること1ヶ月ほど前、「宥教さん、法話をお願いできませんか?」というご依頼を頂戴しました。私なりに準備はしてきましたが、善通寺もそうでしたが緊張は隠せません。ただ、一緒に登壇した若林さん(法話のスペシャリスト)も緊張されるとおっしゃっていたので少し安心はしましたが。
テーマは「あなたの報恩感謝」、お寺の未来の井出悦郎氏、浄土真宗の僧侶で仏教系フリーマガジン「フリースタイルな僧侶たち」の編集長若林唯人氏と共にお話しをさせていただきました。

密教が体験したこと、体感したことを経典を勉強することと同じくらい重要視していること(事教両輪)、私たちは曼荼羅(宇宙)になんの準備も、希望も聞かれることなく今ある場所、時代に生れ落ちて、その境遇のなかで一生懸命生きるうちに仏さまになれる瞬間があること、自分自身が仏であると感じられる自分になっていること、それを弘法大師は即身成仏とお説きになっているであろうことを、私の体験と共にお話しさせていただきました。

お話を考えるうちに自分の頭も整理されて学びになりました。また、井出さん、若林さんお二人のお話にも気づきがあり、いつも素敵な正蓮寺さまのおもてなしと、住職の人柄、ひたむきな姿勢にこころが満たされた楽しい時間となりました。皆さんありがとうございました。